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伯楽星酒蔵見学

「伯楽星」の酒蔵見学にいってきました!


こんにちは!!LAMPホールスタッフのもっちーです。
先日、信濃町の酒屋さんのご紹介で新澤醸造店へ酒蔵見学に行ってきました!!

僕は元々、日本酒が苦手だったんですが、LAMPに来て出会った伯楽星という日本酒がとても美味しくて、日本酒が好きになりました!!

伯楽星のコンセプトは、「究極の食中酒」

どんな食事にも合って料理の味を邪魔しない本当にスルスル飲めて何杯も飲んでしまう危険なお酒です。
それでは、僕が日本酒を好きになったきっかけのお酒「伯楽星」の酒蔵見学の様子をお伝えしていきます!

伯楽星を作っている新澤醸造店とは

まず最初は酒蔵見学の前に会社概要と伯楽星の試飲から始まりました。
新澤醸造店は1873年に創業。140年近く宮城県大崎市三本木町で酒造りをし、2011年に起こった東日本大震災で蔵が全壊。
冬に仕込んだばかりの3つの蔵を合わせて数万本の酒瓶が割れ、熟成中だった6000ℓもの酒も管理不足で廃棄になりました。

140年の歴史を作ってきた蔵を取り壊す選択に追い込まれた現蔵元の新澤巌夫氏は
140年続けてきた酒造りをやめるわけにはいかないと、同年の11月に70km離れた山形の県境、蔵王連峰の懐にある水に恵まれた川崎町に蔵を移す事を決めました。
震災からわずか8ヶ月余りで製造の再開を成し遂げ、震災復興をリードしてきました。

移転後は酒米や製品を保管する大型冷蔵倉庫や最新鋭自社精米機を導入して酒の品質管理を向上し、
また開封後の酒の味わいがピークを迎えられるよう出荷管理も徹底している日本屈指の近代的な酒蔵です。

「究極の食中酒」とは


究極の食中酒伯楽星は、糖分を控えめに作られているのが特徴です。

なぜ糖分を控えめにしているかというと、料理の味を邪魔せず、いつまでも飲み続けられる日本酒を作りたかったからだそうです。

そのこだわりは年々進化していて、今では冬に出すお酒と夏に出すお酒の味も変えています。
冬場などの寒い季節は甘めの味のある日本酒を好む傾向にあり、夏場はさっぱりした味を好むという人間の舌を分析して、より糖分の低いお酒を作っているとのこと。

実際に試飲してみると・・・確かに違う!!

夏用の伯楽星は香り爽快で喉越しさっぱり!!
冬用の伯楽星は少し甘さをだして喉を通した後に優しく香りが抜けて行くんです!!
もうびっくりしました!!
季節によっても出すお酒を変えている伯楽星…これはまさに究極の食中酒です!!

伯楽星の酒造りの裏側を聞いてきました!

見学中、様々な最新鋭の機械がある事に驚きました。
杉原専務に聞いたところ、とても高価な最新鋭の物から、前の蔵で使っていた古い物まで色々あるそうです。

機械を入れることで、できるようになった事が二つあります。
その二つが伯楽星の繊細で綺麗な味を出す為には不可欠だったそうです。

その①徹底的な合理化

おいしい日本酒を造るには良い環境が必要でした。機械がなかった時代は24時間体制でお酒の管理を行ってたんです。
すると早朝から夜中まで作業しているのでミスも増え、従業員のストレスも増えていったそうです。

しかし機械を入れることにより、朝の9時から17時までの勤務で良くなりました。
疲れ果てるまで働くこともなく業務中のミスも少なくなったそうです。

理想の日本酒を造るには作り手の人間が100%のパフォ-マンスを発揮しなければならない。
環境を整えることで余裕を産み、自分たちが理想とするブレのないお酒を作れるようになったんです!!

その②正確な情報と分析

夏と冬で違う微妙な味の調整をするためには正確な情報が絶対に必要でした。

最新鋭の機械を導入したことで、今まで杜氏の感性に頼っていた香りや味をデータとして目に見える物にしたんです。
季節によって、人間の体が好む味、どの程度の糖分濃度ならしつこくないか。
華やかだと感じる香りの成分を機械で検出して記録し、従業員みんなで共有できるようにして、様々な情報を採取したんです、そして何度も検証を繰り返して今の伯楽星の味を出せるようになりました。

 


見学中に杉原専務がおっしゃっていました。

「昔の手法より今の手法の方が美味しいに決まっている。昨日より今日作ったお酒を美味しくするんだ」

と。

 

伯楽星のこだわりの売り方

昔は一家に一升お酒があるのが当たり前でした。

しかし時代が変わり、お酒の需要が少なくなってきました。一家に一升どころか、日本酒を置いていない家庭の方が多いんではないでしょうか。

そんなお酒が売れない時代にお酒を売るために一番頑張ってくれたのが、酒屋さんだったとのこと。
酒屋さんがいてくれたおかげで、伯楽星は世の中に出ていき、認められ、今では人気のお酒になった、そういう理由から、直売はせず必ず酒屋さんに卸すことで、酒屋さんとの信頼関係を大事にしていきたいとおっしゃっていました。

ただ、どの酒屋にも卸しているわけではなく、「特約店」と呼ばれる全国でも40軒ほどしかない酒屋さんに卸しているそうです。
これもまた、酒屋さんとの信頼関係を継続するためのこだわりですね。

今回同行していただいた信濃町にある峯村酒店さんはその特約店の一つ。
この酒屋さんが信濃町にあるおかげでLAMPでも伯楽星が飲めるんです!!
日本酒が嫌いだった僕が、まさかこんなに夢中になるとは思いませんでした。新澤醸造店さん、峯村酒店さん、本当にありがとうございました!!

飲んだら止まらない「伯楽星」
究極の食中酒「伯楽星」
ぜひ一度LAMPで飲んでみませんか?

この記事を書いた人
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もっちー

LAMPホールスタッフのもっちーです。東京の葛飾区出身の下町育ちです!! 映画と写真が好きなただのアホです!!よろしくお願いします!!